社会不安障害(SAD)とは?
社会不安障害(SAD)とは「social anxiety disorder」の略語で、「人前で何かをする」という状況に「強い不安を感じてしまう」症状のことをさします。
患者の特徴としては「他人の注目にさらされるような状況に対する恐れ」、または「自分が恥をかいてしまう行為をしてしまうのではないかと思う恐れ」をもっている点とされています。
そうした恐れを感じる場面は患者によって様々ですが、そうした場面に遭遇した場合は下記のような症状があらわれます。
・脈が速くなり、動悸がする
・冷や汗などの発汗がみられる
・手足や全身の震えが起きる
・顔が赤くなる
もちろん大勢の人の前でのスピーチをしなければいけないときなどは誰でも緊張してしまうものですが、社会不安障害の患者はそうした状況に「極めて強い不安感」を感じ、そうした状況を避けてしまう傾向があります(どうしても避けられない場合は強い不安と苦痛を感じてしまいます)。
もしあなたが「注目を浴びる」ということに対して日常的に強い不安を抱くことがあるならば社会不安障害の患者である可能性があります。
意外に多い患者数
まだまだ一般的に広く知られていない社会不安障害ですが、その患者数は日本だけで300万人以上いるといわれています。決してまれな症状ではありません。
「自分だけが異常」なのではなく、多くの人が似たような悩みをかかえているのです。
社会不安障害が発症する年齢の平均は22歳くらいと言われています。早い人は10代中盤から20才くらいまでの間に発症しますが、40歳前後で発症する例も多くあります。
そして「社会不安障害は放っておけば治る」病気ではありません。むしろ放置しておくと苦手な状況を避け続けることになり、うつ病などの症状を併発してしまうこともあります。
もし「自分が社会不安障害かも」と思うのであれば早めに医師の診察を受けてみましょう。
放っておくと大変なことに
改めて繰り返しますが、社会不安障害は放っておいて自然に治るものではありません。
放置しておくと人前に出る状況をますます避けるようになり、社会との関わりがうすくなってゆき、結果として他人とどう接してよいのかわからなくなるという悪循環に陥ってしまいます(結果的に「ニート」や「ひきこもり」を生み出す要因になっているという指摘もあります)。
「自分は社会不安障害かも」と思ったら医師の診察は必ず早めに受けてください。緊張をやわらげる薬を服用するだけでも他人と接するのがずいぶんと楽になります。
早期の治療があなたを救います。
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