最悪の精神状態①:社会不安障害(SAD)治療体験記

最悪の精神状態①

社会不安障害(SAD)の治療が順調に進んでいた、人と話すことが楽しくなってきた、堂々と人前で話すことができるようになってきた、全てが上手くいっていた…。そんな私の身にある事件が起きてしまいました。

この文章を書いている今はその事件から4ヶ月ほど経っています。

今はまた日常の生活に戻っています。笑うこともできます。眠ることもできます。食事をすることもできます。そんな日常の何気ないことがこれほど大切であり、ありがたいことであると再認識させる…、そんな事件が私の身に起こってしまいました。

ここまで引っ張っておきながら詳細をお伝えできないのが心苦しいのですが、仕事上のことで大失敗をしてしまいました

それもささいな失敗ではなく、心にズシーンと響くほどの大きなものであったので、精神的に尋常ではないダメージを受けてしまいました。

再度言いますが、仕事上のことなので詳細はお伝えできません。しかし、社会不安障害の患者であり、元々精神面が弱い私が心に負ったダメージは深く、その失敗の日からまずは食欲が徐々に無くなってゆきました。

朝、昼、晩と食事の時間になっても全くお腹がすかなくなったのです。「お腹がすいているけど食べる気がしない」というものではなく、『お腹がすくこと』自体がなくなったのです。

口にできるものといえば「飲むヨーグルト」ぐらいでした。もちろん、それだけで日々の栄養が補えるはずはなく、段々と自分がやつれてゆくのがわかりました。

次に、段々と感情が無くなりました。

笑うことができなくなりました。怒ることができなくなりました。楽しむことができなくなりました。哀しむことさえができなくなりました。表情だけでなく、心の中の感情までもが完全に無くなってしまったのです。

何をする気も起きません。喜怒哀楽、全ての感情を楽しむことができなくなってしまったのです。

もちろん、家から出ればなるべく感情を表に出そうとしてきました。しかし、家に帰ったとたんにベッドに突っ伏してしまい、それからは何もできなくなってしまいました。

最後に、睡眠がとれなくなってしまいました。不思議なことに全く眠くならないのです。

何とか寝ようとベッドにもぐりこんでも目がさえてしまい、まったく寝付くことができなくなりました。眠ろうとベッドに入ったまま眠れず、そのまま朝を迎える日が続きました。そんな状態にもかかわらず、昼間も全く眠くならなかったのです。

言うまでも無く、これは異常な状態です。

一番初めに母が私の異常に気づき、「早く診察してもらった方が良い」と言われ、社会不安障害の治療を開始してから初めて母に連れられていつもの病院に向かいました。

最悪の精神状態②へ続く

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